2012年10月23日火曜日

歯によいお茶

 オレゴン州立大学の研究によれば、緑茶、紅茶、ウーロン茶は、水道水にフッ素を混ぜて生活用水(むし歯を減らすために現在も米国他多数の国で上水道に1ppm程度のフッ素を入れています)とするぐらい、むし歯抑制効果があると発表しました。食後のお茶、おやつの時のお茶、効果期待できますね。

日本人の”あご”の将来

 「日本顔面学会」という学会があります。この学会の所属研究者によれば、遠からず日本人の顎は、顎の先端がとがった細い二等辺三角形になると予想しています。これでは子供達の歯並びは乱ぐい歯ばかりとなります。現代の食事に於いて、硬いものはほとんど無くなってきましたが、子供達の顎の発達を促す上では、咬む回数を増やすことだけは続けて行くべきではないでしょうか。

メタボリックシンドローム対策はよく咬むこと

 メタボリックシンドロームとは、内臓脂肪型肥満に高血糖、高血圧、脂質異常が2項目以上ある場合とされています。僕も耳が痛いのですが、食べ過ぎは大きな原因となります。特効薬は”1口30回咬む”です。よく咬むことは、脳内の神経ヒスタミンが活性化されることで食欲を抑え過食を防ぎ、またエネルギーも消費する事がわかってきました。やはり生活習慣を変える事が必要なのですね。


お口の健康、さしすせそ

むし歯は避けられます。食後や就寝前に「忘れず正しく歯を磨く」ことで、リスクの多くは回避出来ます。その方法は、、、、、。

さ・・・・さっさと磨く、食べたら磨く。

し・・・・歯垢のもとを取り除く。

す・・・・すき間もしっかり磨きましょう。

せ・・・・セルフケアとプロケア。

そ・・・・その後も定期健診を。

ぜひ、ホームデンティストや my歯科衛生士をもちましょう。

2012年10月22日月曜日

強い歯と弱い歯

 日本歯科医師会雑誌「歯の学校」によると、強い歯になるためには硬い食べ物をしっかり噛み、必要な栄養素を吸収するため好き嫌いなく食べ、正しいブラッシングを心掛け、定期的に歯科医院で予防処置を受けることだそうです。といういことは、現代食の柔らかいものを食べ、好き嫌いをし、自己流のブラッシングで不十分な口腔清掃をすることで弱い歯になるということでしょうか?現代人にとっては大変厳しい指摘でした。

甘いモノを欲しがらない子供に育てるコツは?

 砂糖の入った甘いおやつは、子供にとっても大人にとっても良いモンですね。でも、ちょっと待ってください。お砂糖って何時も食べたくなったり(習慣性)、たくさん食べたくなったり(増加欲求)します。砂糖の必要量は成人で、1日20グラム程度です。子供は1日10グラム程度。甘いおやつに慣れてしまうとどんどん欲しくなります。ガマンは至難の業でしょう。この対処法は、「三つ子の魂百まで」。3歳を過ぎるまでは甘いおやつを与えないようにすることだそうです。

良く咬む習慣のための食事の味付け

 歯科医師会の配布物に面白い記事があったので紹介します。濃い味付けをするとお口の中で味がすぐに広がり、良く咬むこともなく飲み込むようになるそうです。これが習慣化したものがいわゆる早食いです。早食いは肥満等の生活習慣病の原因の一つで、顎の発達や唾液分泌の減少になります。そこで、家庭では、薄味を心がけ咬む習慣を取り戻すように心がけると良いそうです。

骨粗鬆症薬と抜歯治療

 骨粗鬆症薬にビスホスホネートという薬があります。ビスホスホネートは骨粗鬆症やガンの治療時に出される薬です。医科では効果がある薬なので良く出されているようです。ですが、歯科では困ったことがあります。ビスホスホネートを服薬している患者さんに抜歯をすると顎の骨が腐ってしまうのです。腐った骨を直す方法が未だありません。ですから、ビスホスホネートを飲み始めてしまうと抜歯処置が出来なります。ぜひ、飲み始める前に歯科を受診し、必要な歯科治療を完了して下さい。

体にもお財布にもやさしい歯の健康

 20本以上歯が残っている高齢者は20本以下の人たちに比べ、1ヶ月の医療費が20%も安いとのことです。歯の健康管理をして歯を残し、ういたお金で、元気で何か楽しいことをしたいですね。(日本歯科医師会発行-すてきな人のお口のなか-より)

タバコをやめると良いことある

タバコをやめると良いことがあります。

勿論心臓疾患やガンなどのかかる確率が下がることもありますが、歯周病が治った(但し歯医者さんでケアは必要 ですよ)、口臭が無くなった等お口の中にも良いことがあります。


また、周りの人々もタバコの害を受けなくなり、喜んでくれます。愛煙者の方々如何でしょう か?

お口が乾くと、むし歯や歯周病にかかりやすくなる

 お口の中を潤しているのは唾液ですね。

唾液には、歯や粘膜の保護作用の他に、洗浄・抗菌作用があり、いわば外来の微生物に対する第1防衛軍として働きます。

ですが、不安、緊張やストレス、お薬では降圧剤、利尿剤、抗神経薬等で唾液が減少します。
唾液が減ると、細菌やウィルスらの外来微生物が体の中に入りやすくな り、むし歯や歯周病は勿論多くの病気に感染しやすくなります。

お口のみではなく健康な毎日を過ごすためにも、良く咬む習慣をつけて唾液を出すようにしま しょう。